書評・小説

書評・【神様のカルテ0】は笑いあり、涙あり、哲学ありの秀作

”神様のカルテシリーズ”は既刊順に時系列で物語が紡がれてきた。今作【神様のカルテ0】は、初作神様のカルテを1とした場合、それよりも前の話、つまり1より前の0であると考えられるし、実際にそうなっている。 はたして、”神様のカルテシリーズ”をどの順で嗜…

【神様のカルテ3】・最大の転機、そして新しい物語へと期待

神様のカルテシリーズ中最大の厚さとなっている【神様のカルテ3】。その厚い分だけ笑いあり涙あり物語の種類も多く、相変わらず古風な文体は健在だが決して読み読みにくいわけではない。 人はなぜ無理をしてても働くのか。その背景には想像すらできない過去…

【神様のカルテ2】を読む

医師は患者を優先すべきか、それとも家族を優先すべきか 無論我々患者になりうる立場か考えれば前者なのが当然であろうと、そして当然であってほしい。 【24時間365日】 建前だけは立派な理想論。現実は不眠不休で働く医師。たとえ休日であっても患者の容態…

【神様のカルテ】を読む

余命○年星になった○○タイトルからしてお涙を誘うようなら手にしない。 読者を泣かそう泣かそうと手ぐすね引いているのがわかると、「そんな手に乗るかい!!」と天の邪鬼な僕は読む気が失せてしまう、、、実にめんどくさい人間だ。 【神様のカルテ】 そうい…